Surface Proを長く使っていると、動作が重くなったり、ストレージの空き容量が少なくなったりすることがあるだろう。そんなとき、思い切ってWindowsをクリーンインストールすると、Surface Proをまっさらな状態で使い始めることができ、購入当初のような快適さを取り戻せるかもしれない。
ということで、Surface ProにWindowsをクリーンインストールするための大まかな手順を解説。
1. 事前の準備:Windowsインストールメディアの作成
クリーンインストールを始める前に、まずUSBメモリを使ってWindowsのインストールメディアを作成しておく必要がある。
- 8GB以上のUSBメモリを用意すること。
- Microsoftの公式サイトからメディア作成ツールをダウンロードし、手順に従ってUSBメモリにWindowsのインストールファイルを書き込む。
- この作業でUSBメモリ内のデータはすべて消去されるため、必要なデータがないか事前に確認しておくこと。
2. Surface ProをUEFI設定画面で起動する
次に、作成したUSBインストールメディアを使ってSurface Proを起動できるように設定を変更する。
UEFI画面への入り方
Surface Proの電源を完全に切った状態から、以下の操作でUEFI設定画面に入る。
- 音量アップボタン(音量大)を長押しする。
- その状態を維持したまま、電源ボタンを押してSurface Proを起動する。
- そのまま押し続けると、Windowsのロゴが表示された後、UEFI設定画面が表示される。
起動順序の変更
UEFI設定画面(または同様のブート設定画面)に入ったら、起動順序を変更する。
- 画面内の「Boot configuration」や「Boot order」といった項目を探す。
- 起動順序の一覧で、作成したインストールメディアを挿入した「USB Drive」(または同様の表示)を最上位に設定する。
- 設定を保存し、UEFI画面を終了(Exit)する。
- 再起動する前に、USBメモリをSurface Proに接続しておくこと。
3. Windowsのクリーンインストールを実行する
起動順序を変更し、USBメモリを挿した状態でSurface Proを再起動すると、自動的にUSBメモリ内のインストールメディアから起動が始まる。
- あとは、画面に表示されるOSインストール手順の指示に従って操作を進める。
- 「カスタム」インストールを選択し、既存のパーティションを削除してから新しい領域にインストールすると、完全なクリーンインストールになる。
- プロダクトキーの入力や、初期設定のスキップ(後からインターネットに接続してライセンス認証を行う場合)など、画面の指示に従って進める。
インストールが完了し、初期設定が終われば、Surface Proはまっさらな状態で、購入時のような快適さで使い始められるはず。

